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ファクタリング地獄から脱出!千葉の運送会社が3,000万円のリースバックで再起した話

ファクタリング地獄から脱出!千葉の運送会社が3,000万円のリースバックで再起した話

「何のために仕事してるんだろう」―ファクタリング依存の末路

資金繰りに困った企業の強い味方として知られるファクタリング。売掛金を早期に現金化できるこの仕組みは、一時的な資金不足を乗り越えるには非常に有効です。しかし、使い方を間違えると抜け出せない泥沼にはまってしまうことがあります。

今回ご紹介するのは、千葉県の運送会社がファクタリング依存から脱却した事例です。この会社は毎月約2,000万円ものファクタリングを1年以上にわたって利用し続け、手数料だけで毎月数百万円を失っていました。

ファクタリングはなぜ「麻薬」と呼ばれるのか

ファクタリングそのものは決して悪いサービスではありません。問題は、その使いやすさゆえに依存してしまうことにあります。

通常の銀行融資には審査があり、時間もかかります。一方、ファクタリングは請求書さえあれば比較的すぐに現金化できます。この手軽さが魅力である反面、危険でもあるのです。

本来、ファクタリングは単発的に使うべきもの。今月使って、来月入ってきた売上で相殺し、それで終わりというのが理想的な使い方です。ところが、一度使うとまた翌月も使い、その翌月も使い…と「自転車操業」に陥ってしまう企業が後を絶ちません。

資金繰り支援の専門家によれば、相談に来る企業の「3社に1社」は何らかの形でファクタリングを利用しているとのこと。中には、ファクタリングの決済が完了すると「一仕事終わった」という錯覚に陥る経営者もいるそうです。

毎月2,000万円×手数料10%=年間2,400万円の流出

千葉の運送会社のケースを見てみましょう。この会社は月商の中から約2,000万円を毎月ファクタリングしていました。

ファクタリングの手数料は一般的に数%から10%程度。仮に10%だとすると、毎月200万円、年間で2,400万円もの手数料を支払っていた計算になります。

「何のために仕事やってんだろう」

社長のこの言葉が、状況の深刻さを物語っています。売上が立っても、その利益の大部分が手数料として消えていく。本来であれば設備投資や従業員への還元、あるいは内部留保に回せるはずのお金が、すべてファクタリング会社に流れていたのです。

銀行融資という選択肢が閉ざされる理由

では、なぜこの会社は銀行融資でファクタリングを返済しなかったのでしょうか。

答えは単純です。ファクタリングを常態的に利用している企業に対して、銀行は融資に消極的になるからです。銀行から見れば、ファクタリングに頼っている時点で資金繰りに問題があると判断されます。追加融資を申し込んでも、門前払いされる可能性が高いのです。

さらに、この会社はすでに銀行融資のリスケ(返済条件の変更)を行っていた可能性もあります。リスケ中は元金返済を止めて利息のみの支払いに切り替えることで月々の負担は軽くなりますが、追加融資は原則として受けられません。

つまり、ファクタリング依存が深まるほど、正規の金融機関からの資金調達が難しくなるという悪循環に陥るのです。

ファクタリング会社からも見放される危機

もう一つの危険があります。ファクタリング会社も無限に買い取り続けてくれるわけではないという点です。

ファクタリング会社は、売掛先の信用を見て債権を買い取っています。しかし、利用企業の状況が悪化していると判断すれば、ある日突然「今月でアイテム(買い取り)できません」と通告してくることがあります。

この千葉の会社は、まだその段階には至っていませんでしたが、危険信号は点灯していました。ファクタリングに頼りきりの状態で突然使えなくなれば、即座に資金ショートに陥ります。そうなってからでは手遅れです。

10台以上のトラックをリースバックで3,000万円調達

この会社が見つけた解決策は、所有するトラックのリースバックでした。

10台以上の大型トラックを査定にかけ、複数のリースバック会社から見積もりを取得。最終的に約3,000万円の資金調達に成功しました。

この資金でファクタリングの残債を一括返済。毎月数百万円流出していた手数料がなくなり、ようやく手元に資金が残るようになりました。

時間はかかったが、高い査定を優先

今回のケースでは、契約から実行まで1ヶ月半から2ヶ月近くかかりました。リースバック会社によっては2週間程度で実行できるところもありますが、査定額が低くなる傾向があります。

この会社は「早さ」よりも「高い査定額」を優先しました。背に腹は代えられない状況ではありましたが、少し待ってでも高く調達したいという判断です。結果として、複数社の査定の中で最も高い金額を提示したリースバック会社と契約し、3,000万円という資金を確保することができました。

調達後に訪れた変化

リースバック実行後、この会社には大きな変化が訪れました。

まず、ファクタリングの呪縛から解放されたこと。毎月の手数料支払いがなくなり、売上が本来の利益として残るようになりました。

次に、車両のリース料を月払いに分散できたこと。一括で車両を購入する資金はなくても、毎月のリース料として支払っていけば事業は継続できます。

そして何より、手持ち資金に余裕ができたこと。これまでは常に自転車操業で、明日の支払いのために今日奔走する日々でした。それが、ある程度の資金を手元に留保できるようになったのです。

社長の安堵の表情を見て、支援した専門家も「やっていてよかった」と感じたそうです。

ファクタリング依存から抜け出すために

この事例から学べる教訓をまとめます。

ファクタリングは単発利用に留めるべきです。継続的に使い始めたら、それは危険信号と認識してください。手数料は「コスト」であり、毎月払い続ければ大きな損失になります。

依存が深まるほど、正規の金融機関からの融資は難しくなります。ファクタリング利用を銀行に知られれば、追加融資の道は閉ざされると考えてください。

抜け出すには「まとまった資金」が必要です。車両や不動産などの資産があれば、リースバックやセール&リースバックで資金調達し、一括返済することで悪循環を断ち切れる可能性があります。

資金繰りに困ったとき、ファクタリングは確かに即効性のある解決策です。しかし、それに頼り続けることは、問題の先送りに過ぎません。根本的な解決を図るためには、別の資金調達手段を検討することが重要です。

「3社に1社がファクタリングを使っている」という現実は、それだけ多くの企業が資金繰りに苦しんでいることを示しています。もし今、ファクタリングへの依存度が高まっていると感じているなら、手遅れになる前に専門家に相談することをお勧めします。

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